フェスというところは突如として名言が産まれることがあります。
何にも縛られない自由な風土のおかげなのか。
はたまた、テンションが上っておかしくなっているのか・・
それは定かではありませんが、私がフェスの現場で聞いたフェスいい話を皆さんにお届けしたいと思います。
今回は、フジロック前夜祭で聞こえてきた、とある男の人の一言に共感した話です。
みんなが集まる場所
それはフジロックの前夜祭のことでした。
私が1人ご飯を食べていると、大きな声で電話をしている男性が近づいてきました。
男性は5~6人の仲間と一緒にいたようですが、どうやら来れなかった仲間と電話で話しているようでした。
「 なんで来ないのよー 」
「 え?離婚した?離婚したんなら来いよ! 」
「 見たい人がいない? 」
「 おい、フジロックはそういう場所じゃねーだろ。みんなが集まる場所だろ! 」
私(おぉ!そうだ!そうだ!お兄さん良いこと行ったぞ!モグモグ)
そうなんですよね。
フジロックにかかわらず特にキャンプイン系の野外フェスってそういう所ありますよね。
ライジングサンなんかにしても朝霧JAMにしても1年に1度の同窓会的要素ってあって、
誰が見たいとかじゃなくて、みんなとあの場所で過ごすことに意味がある、と言うか。
フェスってそういう楽しみが大きい部分を締めていることもあるんですよね。
学校の同窓会だと今のクソみたいな自分を晒したくないなって思ったり。
他人のキラキラした所を見るのが辛いから行きたくないとか。
少なからずそんな感情がある人もいるのかなと思うのですが。
フェス的な同窓会ってそんな感じじゃなくって。
特に違うのがダメな自分でも許されるってところがある気がするんです。
ニートでも、独身でも、平気で晒せる魔力というか優しさ?がそこにはあって。
いい意味でフェスってみんなダメダメになってて。
俺もダメだから心配するな!みたいな、
社会のしがらみとか下らない固定概念がなくなっている最高の場所なんですよね。
そんな仲間に憧れ続けてはや数年・・。
今年やっとそんな雰囲気をチラッと味わうことができました。
しばらく会っていなかった友達と合流して、少しの間ですが話ができてとても楽しかった。
来年もあるかは分かりませんが、ライブに行かなくてもいいって感覚が一段とよく分かりました。
私もこの先フェスがみんなの同窓会になって何歳になっても変わらずゲラゲラ笑えるように、
いい感じにダメ惜しみせず年をとっていきたいと思います。
お兄さんグッジョブ、イイ話をありがとう。