私は数年前まで全く音楽に興味のない人間でした。
CDも買わないしバンドも知らないタワレコにすら行ったことも無く、行ったことあるのはクラシックコンサートくらいでフェスという言葉すら知りませんでした。趣味はネットと夜更かしで、唯一聞く音楽はアニソンですら無く電波ソング。ヲタク的で小さな世界で毎日を鬱々と過ごすそんな学生でした。
そんな音楽やフェスと程遠い私がフェスにのめり込んだきっかけのお話です。はじめに書いておきますが、そこに劇的なドラマがあったわけでもなんでもありません。期待して読んでいる人がいたらごめんなさい!
音楽友達と話をしているとよく「フェスに行ったきっかけ」を聞かれるのですが、これがいつも非常に困る。
なぜかというと、特に理由は無いんです。
ホントのホントで真実でこれ以上も以下の理由もありません。好きなアーティストがいたわけでも無い、友達に誘われたわけでも無い、リア充でも無い。ナイナイナイ・・・!
ただひとつ頭にあったのは、「長年地元で開催されている音楽フェス『ライジングサン』になんで行ったこと無いんだろう?」ということ。
気は弱いけど、好奇心は強い方で。
それだけ長い間沢山の人に支持され続けてるんだから必ず何か楽しい理由があるはず!と思ったんです。そんな楽しい場所に今まで行ったこと無いなんて、興味なくても一度行ってみないと。そんな理由で・・
人生で初めてのフェス&ライブを経験することにしたのでした。
前情報の少なさからフェスは怖い場所というイメージがあって『フェス=酒!女!ドラック!』自分みたいなのが歩いてたら殴られる!!なんて、どこの世紀末だよって妄想をしては怯えていたのですが・・行ってみたらもちろんそんなことは一切なくて、逆にとってもピースフルで自由でプラスのエネルギーであふれた天国のように優しい場所でした。
初めてのフェスを経験した後私の頭にあったのは「もっと色んなフェスを見てみたい!」という気持ちで、それ以来フェスの魅力にどんどんとはまっていきました。
そんななんでもないキッカケで始まったフェス人生。音楽に一切興味なく出演アーティストも2組くらいしか知らなかった私でも楽しめて、音楽が好きか嫌いかの壁も簡単に超える楽しい世界が広がっています。
もしあなたがフェスに行くかどうか迷っていたら思い切って行ってみませんか?
何か面白い方向に人生変わるかも・・?